自律神経失調症 60代男性 自営業

以前から通院されておられる患者さんで、二年前から原因不明の不調に悩まされ、整骨院で東洋医学的なアプローチを試してみたいと来院される。

症状はいわゆる不定愁訴で、食欲がなく食べられずで体重が65キロから10キロも減り、仕事は午前中なんとか出勤するもほとんど手に付かない状態でになり、人と接することもできなかった。病院で色々調べてみたものの診断がつかなかった。

○整骨院での治療

患者さんがその日に訴える症状にあわせて徒手にて施術を行う。肩こり、腰から足のしびれ、肘の痛み、頭痛、手足の冷え、倦怠感等、つらい日々が続く中、週一回の通院時に出来る限りの対応をした。お灸をしてみたいとの要望があったので治療後に善意でお灸も試したりした。

○経過

発症から半年経過した頃の体調が一番ひどかったが、1年経過後から食事が少しずつ可能になる。2年間は人ごみや大人数での会食などは敬遠しながら回復を図った。発症から3年目に入りようやく体重は元に戻り、軽い運動(ゴルフ練習など)は可能となった。不定愁訴も改善しつつある。

○終わりに

自律神経の乱れは原因がわからず突然起こることがあり、症状の程度ひどくなると日常生活を普通に送れなくなり、また回復のめどが見当たらないので治癒までの過程をどのように過ごすか大変難しい。医学的な診断があいまいなので、今回のように整骨院でケアをしながら日々を過ごすことも有効であったと思われる。今後も色々なケースに対応できるよう経験と知識を蓄えて行きながら診療していきたい。

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