腰痛 50代男性 漁師

◆初診時

腰の痛みを訴え来院される。

高い所に物を持ち上げて、さらにしばらく支えていて、その後から腰の調子がおかしく感じていた。

1週間が過ぎても、腰が固まっているような感じがして、起床時や動き始める時に痛みがあり、身体が伸びなくなる。

立って動くにうちに体は伸びて痛みもやわらぐが、腰をかがめて作業すると再び痛みが起こる。

今まで腰の痛みを経験した事がないし、整骨院も初めて受診する。(自宅は兵庫県だが、大阪に住む家族に勧められ来院された。)

漁師の仕事の他に、植木の仕事もしている。

 

◆診察

1.立位にて、前後屈で痛みあり。可動域も制限されていた。

2.座位にて、回旋時に痛みあり。

3.ベッドに仰向けに寝て、腰の屈曲にて痛みあり。

激痛で動けないことは無いが、筋緊張により可動域が制限されていた。

特に臀部の筋群が硬く緊張して、腰椎の前弯がきつくなっていた。

 

◆治療

おなかの下に座布団を引いて(腰椎の前弯を伸ばすため)、うつ伏せで治療。

中殿筋、脊柱起立筋、ハムストリングスを中心に徒手治療法を施術した。

最後に伸縮性テープで下位腰椎部をテーピング。

治療後、可動域を確認して終了。

 

◆予後

3日後に再度来院された時には、まだ可動域は制限されるも痛みは軽減しつつあった。

過去に腰痛の経験がなかったので、今回は急に痛みが発生し、日増しにきつくなることに不安であったが、整骨院受診により筋肉の過緊張による痛みが原因であると説明を受け、精神的にも楽になったと思われた。

また、日頃から体を良く動かしておられ筋肉量も多い方だったので、徒手治療法を受けても反応が良かった。

同じような腰痛の症例でも、筋量が少ない方や高齢者になると、治癒までの日数は2~3週間はかかるので、その点も良く説明して治療するように心がけている。不安な気持ちが解消されるだけでも、痛みのとらえ方が違ってくるので専門家に相談される方がよいと思う。

 

 

 

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大腿部打撲 70代男性 会社役員

初診時

 

自宅玄関にて、段差を上がる際に履いていたサンダルが脱げず足が引っ掛かり前のめりに転倒。

右太ももの中央部前外側を段差の角で強打する。

当初は打ち身の痛みだろうとさほど気にせず、翌日のゴルフも普通にプレーできた。

負傷後3日目にゴルフの練習に行き、急激に右脚の痛みが発生し、足が上がらず自転車が乗れなくなり慌てて来院される。

 

◆診察

上向きに寝た状態で検査。

右ひざ周囲に浮腫があり、大腿部全体に過緊張が見られた。

ひざの屈曲90度以上で痛みがあり、可動域制限あり。

圧痛は大腿部前面にあった。

立位で、め右脚荷重で痛みあり。立ったままズボンがはけない。

 

◆治療

 

うつ伏せになり、大腿部後面の筋肉から治療を開始。

ある程度過緊張が軽減されたところから、次に上向きで治療。

軽く膝を曲げてみるも、引き続き可動域は制限され痛みに変化なし。

膝と大腿部にテーピングを施し、立位で痛みを確認。

テーピングのサポートにより自転車は乗れるようになった。

4日後、再度受診される。

周囲の意見で整形外科を受診してみたとのこと。

レントゲン検査で異常なし、エコー検査で筋の損傷が見られたとのこと。

前回に比べ、膝関節周囲の浮腫は軽減していた。

内出血した跡が膝後面から下腿後面に広がっていた。

膝関節90度より少し屈曲可能となるも、引き続き痛みあり。

外側広筋と大腿直筋、中間広筋に徒手治療法を施す。

二回目の施術にはオイルを使用し患部にアプローチした。これにより打撲を受け血腫が塊になって筋硬結となる繊維が確認できた。

治療後、膝の屈曲もある程度可能となり、普通にズボンをはくことが出来た。

 

◆考察

 

本症例は負傷後すぐよりも、2~3日経過して症状が出たケースであった。

はじめは軽い打撲の痛みだけだったものが、じわじわと炎症が広がり、筋肉と筋肉の間、「筋膜間に癒着」が発生し、ゴルフの練習で二次的に負荷がかかった際、損傷部位が広がったものと思われる。

打撲は、損傷の程度により周囲の筋や関節に負傷部位を広げることもあるので、負傷後すぐに処置し、注意深く経過をみながら、治癒に至るまできちんと治療することが大切である。

 

 

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股関節炎 10代男性 ラグビー選手

◆初診時

 

左股関節に痛みを訴え来院。

ラグビーの試合でタックルを受けて踏ん張った瞬間、股関節前面に痛みが発生。

しばらく痛みに耐えながらプレーしたが試合途中で交代し、後から痛みが増強。

自宅でアイシングをするも、翌朝からまともに歩かれない程になった。

1週間前から股関節に痛みがあり、他院にて治療を受けながらプレーを継続していたとのこと。

 

◆診察

 

股関節を伸ばすことが出来ずに、前かがみになって左足は踵をつかないように歩いていた。

ベッドに上向きに寝ても股関節は伸ばすことが出来ず、膝下に枕を敷いて膝と股関節を軽く曲げた姿勢で痛みを回避していた。

触診にて、股関節前面に鋭い圧痛あり。

 

◆治療

 

初診時、炎症の程度が酷く、骨折の疑いもあるので、先ずは整形外科で検査を受けてもらう。

診断の結果、骨折は無く、筋肉の挫傷とのことであった。

整骨院にて損傷部位を特定し、可能な範囲で手技治療法を施し、患部の回復を計った。

テーピング、包帯固定、アイシング処置を行い、安静を指示した。

 

◆予後

 

負傷日から1週間で痛みは軽減し、プレー可能となった。

 

◆考察

 

負傷した状況から、当初は腹斜筋や鼠径靭帯の損傷を疑った。

整形外科での診断は腸腰筋の損傷と言われるも、運動学的に痛みの発生する体勢と辻褄が合わなかった。

当院では「爪先立ちで股関節屈筋位での歩行」に注目し、損傷部位を特定した。

まず、膝の屈筋位は大腿直筋より発現する痛みを緩和する体勢であり、

爪先立ちは、膝と股関節を曲げながら歩く時に体が落ち込まない様にする動きであった。

そのことから、「大腿直筋起始部の損傷による股関節前面痛」と考えた。

痛みを我慢してプレーを継続したことで、一時的な炎症が発生したものの、1週間で復帰出来たことからして、損傷の程度は軽く済んだものと思われた。

痛みを訴える患者を目の前にして、冷静に運動学や解剖学に基づいて考えることで、理解出来た症例であった。

 

 

 

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