アキレス腱断裂 50代男性 自営業

○初診時

子供のラグビースクールで、親子対決の試合に出場。

キックオフでボールを追いかけた際に、「右ふくらはぎを誰かに蹴られた?」ような感じで痛みが出る。その後はプレーをせずに整骨院受診された。

○診察にて

うつ伏せで両膝を90°屈曲させると、痛めた側の足首が明らかに曲がっていて、アキレス腱の陥凹がみられた。ふくらはぎを把握するテストでも患側は反応がなかった。

土曜日夕方の受診で、週明けも仕事があるとのこともあり、近くで受診できる整形外科を探し診察を受け、シーネ固定と松葉づえ歩行を指導され、週明けに再度診察を受ける予定となった。

○終わりに

典型的なアキレス腱断裂の症例で、患者の「後ろから蹴られた感じ」という話からも、アキレス腱断裂を疑うことがほとんどである。

当院での保存療法も可能ではあるが、患者さんの仕事や年齢、性別などを考慮すると、手術をされた方が良いと判断しすぐに整形外科を受診してもらった。今後、手技治療が施術できる段階になった時には早期回復を目指したいと思う。

Pocket