殿部の痛み 60代男性 会社役員

◆初診時の様子・主訴

或る朝突然歩けない程の激痛が右の殿部に発生。

座ることも立つことも出来ず、横になっていたが少しでも動くと激痛が走り、どうすることも出来無い状態。

何とかタクシーを呼んで整骨院までたどり着いたのは夜の8時半。

二日後にゴルフの予定が入っているので何とかしてほしいとのことであった。

 

◆診察、症状

右殿部から大腿部後面に圧痛、過緊張があり、立位で右足に荷重出来ない。

痛みはるものの、寝た状態で痛みのある足を上げることは可能。

二週間ほど前に腰が抜けるような痛みがあったとのこと。その痛みは自分でストレッチをしながら徐々に回復していたとのこと。

以前から左膝に炎症があり治療中だが、普段から少し庇いながら歩いている。

 

治療

まずは安静に寝てもらえる姿勢を探しながら、枕やクッションで体がぶれないようにサポートする。

体勢を整えた後、脊柱起立筋、大臀筋、ハムストリングスを治療し、次に中臀筋、小臀筋、大腿筋膜張筋を治療。

上向きに寝てもらい治療した筋肉をストレッチしながら、可動域を確認。

座位から立位にとゆっくり移動して、歩行可能となって治療を終了した。

痛みは少し和らぐも、右足に重心をかけると依然激痛が走るので、左足に重心をかけて右足を引きずるように移動しながら何とか帰宅する。

翌日、朝から整形外科を受診。

症状を見て椎間板ヘルニアを疑われるも、レントゲン撮影、MRIともに異常見られずであった。

午後から再び整骨院にて治療をする。

患部の筋緊張を和らげるため、まずは脊柱起立筋を治療。

頸椎部まで過緊張と後頭下筋群のむくみがひどく、全身の疲労を感じた。

約一時間の治療後、座位から立位の動作が改善し、歩行痛も少し和らぐ。

翌日のゴルフは、朝の状態で参加できるか判断するとのことで治療を終えた。

 

最後に

膝の治療で通院されている患者さんであったが、今回は突然の激しい腰痛の治療であった。

その後、翌日も朝は痛みが残っていたが、ゴルフ場まで何とかたどり着き無事にプレーが出来たとのことであった。

今回の痛みの原因として考えられることは

①日常的に左膝の痛みをかばって歩くことで右側に過度の負荷があった。

②冬場に風邪を長引かせあまり体を動かせず、春になって急に運動量が増えたことで疲労が発生した。

これらは直接的な原因ではないので、医学的には原因不明となるのだが(整形外科でも診断がつかった)、経過を見ながら解決の糸口を探し、できる治療やアドバイスをすることは患者さんにとって安心につながると思われた。

今後の治療としては、膝の治療を含めた全身のバランスを改善できる体操なども指導して、体力の強化までしていきたいと思う。

 

 

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