首の捻挫(むち打ち症):40代女性 主婦

ママさんバレーの試合中に、相手のアタックをレシーブする際、顔にボールが直撃。
その日は顔の痛さだけだったが、三日後から急に首が動かせなくなる。
整形外科を受診したところ、むち打ち症の診断を受ける。
しばらく様子を見るしかないと言われたが、あまりの痛さに耐えることが出来ず当院に来られた。

◆初診時の様子

首の痛みをかばいながら、ようやく整骨院にたどり着く。
首の動きを確認したが、どの方向にも動かせない状態であった。
手で頭を支えながら何とかベッドに寝ることは出来たが、再び起き上がる際も耐え難い痛みがあり、上向きに寝た状態で治療を開始しすることになった。

◆院長の所見

頸椎から上位胸椎まで過緊張があり、可動域制限と運動痛が激しい状態。
レシーブする姿勢を考えた際、やや上方に向いたところにきついアタックをまともに顔面に受け、後方にのけぞったものの転倒はせず、上位胸椎に強い応力がかかったと推測され、深部にある脊柱起立筋を損傷したものと考えた。

◆治療

①上向きの姿勢に寝てもらい、手技治療で浅部筋層から治療し過緊張を和らげる。
②頭頂部から頸椎、胸椎まで圧をかけながら軸を整える。
③うつ伏せに寝てもらい、中間層にある脊柱起立筋を治療する。
④座位にて自動運動を確認し、手技にて他動的に可動域制限を改善する。
治療は段階的に行った。
初回と2回目の施術では①の治療で改善の度合いを見ながら、徐々に②~④の施術を行った。
通院3日目から可動域制限が5割程改善し、7日目からは起床時の動作による疼痛も和らぐ。
10日目には可動域制限が7割程改善し、日常生活での痛みはかなり軽減された。
治療開始から14日間の経過で、起床時の疼痛は消失し、可動域制限もほとんど無くなり、バレーボールの練習に参加することを許可した。

◆終わりに

今回のケースは、ボールが来るとわかっていても避けきれずに、とっさに首に力を入れたところに、それ以上の強い力でボールが顔面に直撃し、その応力によって頚椎から胸椎まで損傷したと推測した。

一般的に、むち打ち症といえば交通事故によるケガで起こることが多い。
追突されたり、横から当てられたりした際に、当たるとわからず無防備な姿勢で負傷して場合には、上位頚椎や肩関節、腰部を損傷しやすい。
またその症状も様々である。

スポーツや交通事故などで起こるケガは、どのように発生したのか、その状況を解析することが大切であり、その上で適切な判断をして治療することで早期回復につながると思われる。

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